板金塗装においてバンパーは誰に任せた方がいい?持ち込み修理の方法と注意点も

query_builder 2025/06/03
著者:有限会社オンリーワン
03板金塗装 バンパー

バンパーのへこみや塗装の剥がれ、見た目だけの問題だと思っていませんか?

 

実は、小さなキズや損傷でも放置するとサビや劣化が進行し、板金塗装の費用が2倍以上に跳ね上がるケースもあります。さらに、保険対象外の自己負担となると、修理代の見積もりに驚かされる方も少なくありません。

 

「思ったより料金が高くて依頼を迷っている」「どの業者にお願いするのが正解か分からない」とお悩みの方へ。

 

この記事では、ディーラーと専門業者の違い、持ち込み塗装のメリットとリスクなど、バンパー塗装で気になるポイントについてまとめました。

 

最後まで読めば愛車にとって最適な選択ができるようになるはずです。

板金塗装で愛車を美しく復元 - 有限会社オンリーワン

有限会社オンリーワンは、輸入車にも対応した板金塗装サービスを提供しております。車の小さなキズやへこみから大きな修理まで、あらゆるダメージに対して丁寧に対応し、お客様の愛車を美しい状態に戻すことを目指しています。熟練したスタッフと最新の技術を活用し、高品質な仕上がりをお約束します。特殊な塗装や部品にも対応しており、安心してご依頼いただける環境を整えております。

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バンパー塗装の基本と板金との違いとは?修理の全体像を理解する

板金塗装とバンパー塗装の違い 素材別の修理アプローチ

車のバンパーに傷やへこみが発生した際、修理方法を選ぶうえで最も重要なのが「素材」の違いを理解することです。金属と樹脂という性質の異なる材料が使われているため、修理方法も大きく変わってきます。誤った理解のまま業者に依頼してしまうと、余計な費用や時間がかかる場合もあるため、事前に素材ごとの修理アプローチを把握しておくことが非常に重要です。

 

素材ごとの修理可否や主なアプローチ、費用感の違いをまとめた表は以下の通りです。

 

素材 主な部位 修理可否 修理方法の例
金属(鋼板) ドア、フェンダー 可能 板金整形、溶接、パテ処理
樹脂(PP等) フロントバンパー、リアバンパー 軽度なら可能 ヒートガン整形、パテ処理、再塗装
FRP・ABS エアロパーツ等 条件次第 割れ補修、樹脂溶接

 

また、素材によって塗料の密着性も異なるため、塗装前の下地処理が非常に重要になります。特に樹脂バンパーは油分を含む素材であることが多く、専用の脱脂処理剤やプライマー(密着剤)を用いる必要があります。これを怠ると、塗装後に剥がれやひび割れが発生しやすくなります。

 

さらに、樹脂バンパーは軽量で取り外しも比較的容易なため、部分補修や持ち込み塗装など、柔軟な修理スタイルにも対応しやすいという利点があります。そのため、「できるだけ費用を抑えたい」「交換せずに補修で済ませたい」と考えるユーザーには適した選択肢が多い素材と言えるでしょう。

 

一方、金属製パネルは車両の構造体の一部であるため、見た目の修理だけでなく、衝突安全性や車検対応といった側面でも正しい修理が求められます。安易なDIYではなく、必ず信頼できる専門業者に依頼するのが賢明です。

バンパー修理に必要な道具と下地処理工程

バンパーの修理や再塗装には、見た目以上に繊細で専門的な工程が求められます。中でも「下地処理」は、仕上がりの美しさや塗装の耐久性に直結する最重要ステップであり、使用する道具の精度や選定によって仕上がり品質に大きな差が出ます。この章では、バンパー修理に必要な代表的な道具と工程を、DIYでもプロでも応用できる視点から詳細に解説します。

 

まずバンパーの補修において必要な基本ツールを整理すると、以下のようになります。

 

用途 必要な道具例 解説内容
表面処理 耐水ペーパー、ディスクサンダー 古い塗膜を削り、塗装の密着を高める
脱脂・洗浄 シリコンオフ、専用クリーナー 油分や汚れを完全除去。密着性と仕上がりに直結
凹み補修 パテ、ヘラ 表面を平滑に整えるための成形作業
下地処理 プラサフ(プライマーサーフェーサー) 塗装下地を均一にし、密着を高める
塗装 スプレーガン、エアーコンプレッサー 均一な塗膜を実現するための必須ツール
仕上げ・研磨 コンパウンド、バフ、ポリッシャー 光沢出しや段差除去に使用

 

このように、バンパー修理には多くの工程と専用機材が必要であり、ひとつひとつの工程に高い精度が求められます。DIYで対応可能なケースもありますが、耐久性や見栄えを重視するなら、経験豊富な専門業者への依頼が安心です。各工程の意味と役割を理解しておくことで、見積もり時の判断力や業者選びの精度も大きく向上します。

バンパー塗装が必要になる典型的なケースと判断基準

傷・へこみ・ひび割れ 修理が必要なバンパー損傷の見極め方

日常生活で車を使っていると、バンパーに小さな擦り傷やへこみができることは避けられません。駐車中の不注意や狭い道でのすれ違い、あるいは段差への接触など、原因はさまざまです。こうしたバンパーの損傷は見た目だけの問題に見えることが多いですが、放置することで重大な劣化や修理費用の増加につながることもあります。

 

まず、バンパー損傷の種類ごとの特徴と推奨される対応方法をまとめた表を見てみましょう。

 

損傷タイプ 特徴例 推奨される対応方法
擦り傷(浅い) 表面のクリア層に線状の傷がある コンパウンド研磨またはタッチアップ
擦り傷(深い) 塗装層が削れ、下地や樹脂が見えている 部分塗装、場合により一本塗り
小さなへこみ 2cm未満、表面に塗装は残っているが凹みが明確 熱修正またはパテ成形後に塗装
中程度のへこみ 2cm以上、塗装も剥がれている パテ整形+塗装、または部分交換
ひび割れ・割れ 樹脂バンパーが衝撃で割れている、穴が空いている 補修不可なら交換、補修も可

 

こうした損傷を見極める際のポイントは、単に「目立つかどうか」ではなく、塗装層・下地・樹脂素材それぞれの状態を判断することです。特に樹脂製のバンパーは、傷が浅くても水分が内部に浸透することで変色や塗装剥がれの原因になります。したがって、見た目で判断せず、専門業者による点検や診断が推奨されます。

 

また、次のようなケースでは、損傷の大小に関わらず塗装修理または交換を検討すべきです。

 

  1. キズが複数箇所に点在している場合(全体塗装の方がコスト面で有利)
  2. 損傷箇所がセンサーやカメラの近くにある場合(誤作動や安全性低下の可能性)
  3. 社外バンパーやエアロパーツなどの特殊パーツが使われている場合(塗料の密着や素材特性に注意が必要)
  4. バンパーの取り付け部にゆがみが生じている場合(内部構造へのダメージも懸念される)

 

塗装の可否は、素材や状態によっても異なります。たとえば樹脂バンパーは柔軟性があるため、小さなへこみであれば熱処理で元に戻せる場合もあります。一方、金属製のバンパーや特殊素材(FRP・カーボン等)は、そのままでは補修できず、専用の技術や塗料を必要とするため費用が高額になる傾向にあります。

 

さらに、最近の車両ではバンパーに多くの電子制御機器が内蔵されています。駐車支援用のセンサーや自動ブレーキのレーダー、カメラなどが組み込まれているケースも増えており、塗装修理後には「エーミング」と呼ばれる再調整作業が必要になる場合があります。これを怠ると、安全運転支援システムが誤作動する恐れがあるため、修理後の機能チェックや専門業者によるエーミングが非常に重要です。

 

したがって、「小さな傷だからDIYで直せばいい」と安易に判断するのではなく、次のような判断基準をもとに、プロによる診断・修理を検討するのが安全です。

 

  • 傷やへこみの深さはどの程度か?
  • 塗装層や樹脂層まで損傷が及んでいないか?
  • 損傷部位がセンサーなどの周辺でないか?
  • 経年劣化との複合的な損傷ではないか?
  • 過去に同じ箇所を修理していないか?

 

これらを基に適切な修理方針を決定することが、費用を抑えつつも高い安全性と仕上がり品質を両立するための最善の方法です。

経年劣化による色褪せ・剥がれ 再塗装が推奨される症状

バンパーに発生するトラブルは、衝突などの外的要因だけではありません。年月とともに蓄積する紫外線や酸性雨、洗車機による摩擦など、日常的な使用環境による「経年劣化」も塗装の大敵です。特に色褪せや塗装剥がれは見た目の問題に留まらず、バンパー素材そのものの劣化や防錆性能の低下、最終的な安全性の損なわれにまで繋がることがあるため、早期の対処が求められます。

 

経年劣化による塗装トラブルの代表的な症状を以下にまとめました。

 

劣化症状 原因となる要因 見た目の特徴 修理推奨内容
色褪せ 紫外線、酸性雨、長時間の屋外駐車 塗装色が不均一、特にボンネットやバンパー先端 全体塗装または部分補修
クリア層の剥がれ 経年による塗膜劣化、ワックスの使い過ぎ 白く濁る、剥離が始まっている クリア層再塗装+研磨
チョーキング現象 塗装樹脂の分解、艶消しのような粉状表面 指で触ると粉がつく、艶がない 研磨+再塗装が必要
塗膜のひび割れ 温度差、劣化による塗膜の伸縮破綻 ヘアラインのような細いひび プラサフ再塗装を含む全体補修
塗装の剥離・浮き 下地不良、水分侵入、洗車機摩擦など 塗装面がめくれる、気泡が出る 塗装剥離部を全除去→再塗装

 

これらの症状が見られた場合、バンパーの外観だけでなく素材の内部にもダメージが蓄積している可能性があるため、塗装補修だけで済まないケースもあります。特に樹脂バンパーの場合、素材が紫外線で脆化しており、衝撃に弱くなっていることもあるため、補修の際には耐久性や安全性も考慮する必要があります。

 

また、劣化症状が見られる車両は、車両全体の印象に直結するため査定額にも影響します。中古車として売却を考える際にも、外装の美観維持は大きなプラス材料になります。

 

以下のような場合には、再塗装の検討が強く推奨されます。

 

  1. フロントバンパーやリアバンパーの先端部分が著しく色褪せしている
  2. 塗装表面に粉をふいたようなチョーキング現象が発生している
  3. 洗車やワックスをしても艶が戻らず、見た目がくすんでいる
  4. 塗装の一部が浮いたり、縁から剥がれ始めている
  5. 再塗装して数年が経過し、再度の退色・劣化が進行している

 

再塗装の際は、色合わせ(調色)の精度が非常に重要です。経年劣化で車体全体の色味が変化している場合、塗装部分だけが浮いて見えることがあるため、職人の目視や専用機器による調色が必要になります。特にディーラーや専門塗装業者では、車種ごとのカラーコードをもとに実車に合わせて微調整を行うことで、自然な仕上がりを実現しています。

 

このように、経年劣化による塗装トラブルは見た目の美しさ以上に車両全体の価値や安全性に関わる問題です。気になる症状が見られたら、早めに専門業者で見積もりを取り、最適な補修プランを検討することが、結果的にコストパフォーマンスにもつながります。

バンパー塗装の費用の内訳

フロント・リア別に部分塗装と全塗装を比較

バンパーの塗装には「部分塗装」「一本塗り」「全塗装」といった複数の選択肢があり、それぞれで仕上がり、修理範囲に大きな差が出ます。特に、フロントバンパーとリアバンパーでは損傷のパターンや使用素材(樹脂・金属)の違いから、塗装方法とそのコストが異なってきます。

 

部位 方法 対応素材 備考
フロント 部分塗装 樹脂・金属 擦り傷や小範囲のえぐれに対応
フロント 一本塗り 樹脂・金属 バンパー全体の色ムラ補正に有効
フロント 全塗装 樹脂 社外カラー変更・全体補修向き
リア 部分塗装 樹脂 駐車時の軽度な衝撃に対応
リア 一本塗り 樹脂 色落ちや広範囲の剥がれ対応
リア 全塗装 樹脂 全体的な仕上げ・美観維持向き

 

ここで注目すべきは、「部分塗装」の適用範囲です。例えば、擦り傷程度であれば部分補修で十分ですが、色ムラや段差が生じやすく、仕上がりにこだわる場合は「一本塗り」が推奨されます。一本塗りとは、バンパー全体を一度に塗装することで、色の統一感や光沢のバランスを整える方法です。これに対して「全塗装」は、塗装剥がれや色替え、紫外線劣化による色褪せへの対応として選ばれるケースが多く、作業時間も長くなり料金も高めです。

 

ユーザーが持ち込み修理を希望する場合、以下の点を押さえておくと安心です。

 

  • バンパーを車体から脱着せず作業可能な業者なら、工賃を抑えられる
  • 一部のカー用品店では即日対応可能なプランがある
  • ディーラー経由の塗装は品質は高いが費用が1.2〜1.5倍高くなる傾向にある

 

塗装方法の選び方のポイントを以下に整理します。

 

  1. 部分塗装は予算優先+キズが小さい場合に最適
  2. 一本塗りは見た目重視・補修跡を残したくない方におすすめ
  3. 全塗装は経年劣化や複数箇所のダメージがある場合に適する

塗装費用の詳細な内訳

バンパー塗装にかかる料金は一見すると「一式いくら」という提示が多く、ユーザーにとってブラックボックスに感じられるケースが少なくありません。しかし、実際には料金の内訳は非常に明確であり、各工程ごとに費用が分かれているのが一般的です。

 

以下は、塗装費用の主要な構成項目とその相場です。

 

工程・項目 内容
パテ処理 凹み・えぐれ部の補修用パテ作業
下地処理 脱脂・研磨・プラサフ吹き付けなど
塗料代 指定カラーの調色・原材料費
マスキング 塗装範囲以外の保護
吹き付け塗装 本塗装+クリア塗装
乾燥・硬化 ヒーター乾燥または自然乾燥
合計 ※一部の業者ではこれらをまとめて提示

 

特に「パテ処理」は、表面の凹凸や深いキズがある場合に不可欠な工程で、仕上がりのクオリティに大きく影響します。この処理を怠ると、塗装後にゆがみや剥がれが発生するリスクが高くなるため、見積もりでこの項目が抜けていないか確認することが重要です。

 

また、塗料に関しては「ソリッドカラー」「メタリックカラー」「パールカラー」などの種類によって価格が異なります。一般的に以下のような価格差が存在します。

 

  • ソリッド(単色):低価格、調色が容易
  • メタリック:中程度、粒子入りで仕上がりが美しい
  • パール:高価格、高級車に多用されるため調色も難しい

 

DIY塗装では材料費だけで済むように見えても、パテや塗料、プラサフ、クリア塗装用スプレーなどをすべて揃えると割高になるケースがほとんどです。また、仕上がり品質や耐久性、密着力でプロと差が出るため、耐久性や美観を求める場合は業者依頼が安心です。

 

さらに、見積もり段階でチェックすべき項目を以下にリストアップします。

 

  • 見積書に工程ごとの明細があるか
  • 下地処理やプラサフ代が含まれているか
  • 作業日数と納期の明記
  • 代車の有無や費用
  • アフター保証の内容(剥がれ対応期間など)

 

これらを踏まえることで、単なる「料金の安さ」ではなく、「納得のいく仕上がり」に基づいた業者選びが可能になります。

業者の違いで料金・仕上がりはどう変わる?ディーラー・専門店・量販店の特徴

ディーラー修理のメリット・デメリットと費用傾向

ディーラーでのバンパー修理は、「安心・信頼・純正品質」が主な強みとされており、多くのユーザーにとって「間違いのない選択肢」と見なされています。とはいえ、費用や納期に関する懸念や、他業者との違いを理解せずに依頼してしまうケースも少なくありません。ここでは、ディーラー修理の実態について、メリット・デメリットを含めて中立的に深掘りし、ユーザーが納得して選択できる材料を提供します。

 

ディーラー修理のメリット

 

  1. 純正部品と高品質な塗料の使用
    ディーラーは自動車メーカーの正規代理店であるため、バンパー修理に用いる部品や塗料は原則すべて純正品。カラー調色も車種に合わせたデータを基に正確に行われるため、色ムラが出にくく、仕上がりが非常に自然です。
  2. メーカー基準の高精度施工
    修理方法もメーカー指定の手順に基づいており、安全性や耐久性に配慮された工法が採用されます。たとえば、パテの使用量や研磨の粒度、下地処理の工程なども厳格に規定されており、「仕上がり重視」なユーザーには最適です。
  3. 保証制度・アフターサポートが充実
    納車後の保証や万が一の再修理に対する対応も充実しています。特に、再塗装後に再発した色剥げや浮きについては、保証対象となるケースが多く、精神的にも安心です。

 

ディーラー修理のデメリット

 

  1. 費用が高め
    同じバンパー塗装であっても、ディーラーでは中間マージンが発生しやすく、専門板金塗装店に比べて1.2〜1.5倍ほど高額になる傾向があります。
  2. 作業は下請けが行う場合も多い 実際の作業はディーラーの敷地内ではなく、提携の板金工場に外注されることが多いため、「直接コミュニケーションが取れない」「中間業者が増える分、工程の可視化が難しい」といった側面も。
  3. 納期が長めに設定されがち
    安全性や品質を最優先するがゆえに、他業者よりも納期が1〜2日長くなることがある点も留意すべきです。特に代車が必要な場合や日常の足として車を使っている人には不便に感じられるかもしれません。

カー用品店や町工場との比較

バンパー塗装を依頼する際、多くのユーザーが迷うのが「どこに依頼すべきか」という選択です。全国チェーンのカー用品店と地域密着型の町工場(専門板金塗装業者)は、それぞれに強みと弱みがあり、車両の状態や求める品質、予算に応じて最適な選択が変わってきます。このパートでは、カー用品店と町工場を、料金・仕上がり・信頼性・対応力といった軸で徹底比較し、失敗しない業者選びの視点を解説します。

 

全国チェーン系の特徴

 

  1. 価格の明瞭さと均一性
    カー用品店はあらかじめ料金表やサービスパッケージが設定されており、費用が分かりやすいのが最大の利点です。たとえば、「バンパー部分塗装 19,800円(税込)」など明示された価格帯が多く、初めての利用者でも安心感があります。
  2. 店舗数の多さと予約のしやすさ
    全国展開しているため、急なトラブルや出先での修理にも対応可能。Web予約や電話予約が整備されており、手続きもスムーズです。
  3. 技術の均質化・一部制限あり
    一方で、熟練の職人が常駐しているわけではないため、複雑なカラー調色や特殊なパーツへの塗装では対応が難しい場合があります。あくまで“軽度〜中度の補修”向きです。

 

町工場(地域密着型専門業者)の特徴

 

  1. 職人技による柔軟対応
    町工場は職人が直接相談・作業するため、塗装の深さ・剥がれ方・下地処理の状態などを細かく見てから対応内容を判断してくれます。メーカーの純正カラーに近づけた高度な調色も可能です。
  2. コストパフォーマンスに優れることも
    一見、価格が不透明に思えがちですが、中間マージンがなく、直接依頼できるため費用を抑えられる場合があります。さらに、「部分塗装+磨き仕上げ」といった個別対応も相談できる点が魅力です。
  3. サービス品質は業者による差が大きい
    技術レベルや設備の充実度は店舗ごとに差があるため、口コミやGoogleレビュー、施工実績の確認が不可欠です。特に「パテの削り方」「塗膜の均一さ」「乾燥工程の徹底度」など、細部まで配慮している業者かどうかを見極める必要があります。

 

主要業者別 比較表

 

項目 ディーラー カー用品店 町工場(専門板金店)
料金相場 高め(安心料込み) 中〜やや安め 安め〜適正(業者により変動)
仕上がり精度 非常に高い(純正基準) 中程度(色ズレ可能性あり) 高い(調色力・技術に依存)
保証・安心 長期保証あり 短期またはなし 業者により対応差がある
対応範囲 純正部品・新車向け 軽微な傷・部品交換なしが前提 広範囲・特殊加工も相談可能
納期 長め(3〜5営業日) 比較的短い(1〜3日程度) 業者次第(相談に応じて調整可)
利便性 高(代車・保険連携) 非常に高(店舗多数) 地域によりアクセス差がある

 

業者選びのポイントと判断基準

 

  • 予算を抑えたいならカー用品店か町工場
  • 新車・高級車・高年式車ならディーラーが無難
  • 中~低年式車で多少の妥協がOKなら町工場がコスパ最良
  • 予約のしやすさ・急ぎ対応ならカー用品店が優位

バンパー塗装の持ち込み修理とは?安さの裏にある注意点

社外バンパー・中古バンパー持ち込み時の注意点とリスク

持ち込みによるバンパー塗装は、修理費用を抑えたい方にとって魅力的な選択肢ですが、実は一歩間違えると予期せぬ追加料金や仕上がりのトラブルを招くリスクも潜んでいます。特に「社外バンパー」や「中古バンパー」を持ち込む際は、事前の知識が非常に重要です。

 

まず押さえておきたいのは、持ち込み修理とは、ユーザーがインターネットやリサイクルショップで購入した部品(主にバンパー)を業者に塗装・取り付け依頼する方式を指します。料金が安くなる反面、保証の対象外になったり、施工トラブルが発生する可能性があります。

 

社外品・中古品の定義と違い

 

分類 特徴 リスク例
社外バンパー 純正ではない社外メーカー製の新品部品 フィッティングが合わず加工が必要になる場合あり
中古バンパー すでに使用歴がある純正または社外品 傷・歪み・クリップ穴の破損等が見つかる場合がある
リサイクル品 廃車から外された再利用可能な部品 一見問題なく見えても劣化が進行していることがある

 

施工保証が適用されないケースがある

 

ディーラーや認定工場では通常、作業保証(例 3カ月〜6カ月)が付帯しますが、持ち込み品の場合、下記のような理由で保証対象外となることが一般的です。

 

  • 部品の素材・形状不一致による取り付け不良
  • 中古部品の目に見えない劣化による塗装剥がれ
  • 塗料の密着不良(素材が樹脂か金属かで異なるプライマーが必要)

 

依頼前に確認しておくべき3つのポイント

 

  1. バンパーの素材を確認する
    塗料や下地処理工程が異なるため、ABS樹脂・PP(ポリプロピレン)などの種類を事前に把握。
  2. 損傷歴・再塗装歴の有無をチェック
    中古バンパーの場合、過去の修理履歴が不明なことが多く、色ムラや厚みのバラつきが塗装後に影響することも。
  3. 持ち込みに対応する業者か確認
    一部のディーラーや大型チェーンは、トラブル防止の観点から持ち込み修理を受け付けていません。

 

価格以外にも見落とせない注意点

 

持ち込み修理で「安いから得をした」と感じるのは初期費用だけで、塗装不良・部品不良が原因で再修理となれば、結局高くつくこともあります。実際、持ち込み後に「パーツの合わせ加工が必要」「塗装剥がれで再塗装が発生した」などのケースも少なくありません。

 

以下に、一般的なトラブルとその対策をまとめました。

 

トラブル内容 主な原因 防止策
塗装の剥がれ 樹脂素材に適さない塗料の使用 素材に応じたプライマーを選ぶ
色味が合わない 車体の経年劣化による色の変化 車体側に合わせた「調色」の相談が重要
取り付け不良 社外パーツのサイズ精度不足 実績豊富な業者を選定する
作業時間の延長 想定外の下処理工程が発生するケースあり 事前見積り時に工数と対応範囲を確認

持ち込みを成功させるためのポイント

バンパー塗装の持ち込み修理を検討する際、もっとも気になるのは「いくら安くなるのか」という点です。

 

コスト削減に成功する持ち込みのポイントは次の通りです。

 

  1. 新品または未使用に近いバンパーを選ぶ
  2. 素材・サイズ・車種適合の確認を徹底する
  3. 事前に調色対応・施工保証の有無を相談する
  4. 施工実績とレビューが明記された業者を選定

 

費用面の注意点をまとめたチェックリストを紹介します。

 

  • 見積もりが安すぎる場合、仕上がり品質が落ちる可能性がある
  • 調色費・マスキング費・脱脂費用が別途請求されることがある
  • 部品の持ち込みにより、取り付けに要する時間が通常より長くなる

まとめ

板金塗装のバンパー修理は、見た目の回復だけでなく、安全性や車両の価値維持にも直結する重要なメンテナンスです。キズやへこみ、塗装の剥がれを放置すれば、サビや劣化が進行し、後の修理費用がかさむリスクが高まります。

 

また、ディーラー・専門店・カー用品店など業者ごとの仕上がり品質やアフター対応の違いも比較することで、自分に合った選択がしやすくなったのではないでしょうか。持ち込み修理の「安さ」には保証対象外や仕上がり品質のバラつきといったリスクも伴いますが、条件を把握すれば十分に活用できます。

 

「高すぎる修理費は避けたい」「でも仕上がりには妥協したくない」と考える方は、見積もりを複数取得し、実績や対応内容を比較して慎重に選びましょう。塗装業者の違いを知ることで、予想外の出費や満足できない仕上がりを防ぐことができます。

 

自分の車を長く大切に乗り続けるためにも、正しい知識と判断で、最適な板金塗装を選んでいきましょう

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よくある質問

Q. バンパー塗装を業者に依頼した場合、どんな工程が含まれているのですか?
A. 板金塗装では脱脂、パテ処理、研磨、プラサフ、調色、マスキング、本塗装、クリア塗装、乾燥といった複数の工程を経て仕上げられます。

 

Q. 社外バンパーや中古バンパーを持ち込むと、どれくらい費用が安くなりますか?
A. 社外品や中古品を活用した持ち込み修理では、部品代を大幅に節約できるため、修理費用をある程度抑えることが可能です。ただし、塗装の密着性やパーツの歪み、前処理の必要性などで追加作業が発生する場合もあります。特に塗料の密着や色合わせの難易度が高くなるため、作業時間や技術コストが上乗せされるリスクには注意が必要です。

 

Q. バンパー塗装をDIYでやるのと業者に依頼するのでは、どれくらい違いがありますか?
A. DIYでバンパー塗装を行う場合、材料費だけなら安価で済むケースもありますが、脱脂や研磨、パテ処理などの下地工程を正確に行うには相当な技術と時間が必要です。塗装ムラや剥がれが起きやすく、結果的に修理を二度手間にしてしまう事例も少なくありません。プロに依頼すれば工程ごとに管理され、塗料の密着性や耐久性も高まり、結果として仕上がりの品質と安心感は大きく異なります。

会社概要

会社名・・・有限会社オンリーワン

所在地・・・〒252-0328 神奈川県相模原市南区麻溝台6丁目8-2

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